愛+DATA
– 健康に育てれば、お肉はおいしくなる –
よく観察し、健康状態を見極める
豚も人間と同じように、
暑いと熱中症になったり、寒いと風邪をひいたりすることをご存じでしょうか?
人間も豚も同じ生き物。体調管理が欠かせないのは当然のことです。
病気になり薬の投与が続くと、豚の肉質は決してベストな状態とはいえません。
脂のバランスが悪くなり、肉質も硬くなってしまうのです。
おいしいお肉に育てるために大切なことは、健康に育てること。
よく観察して豚の健康状態を見極め、病気を予防することが重要なのです。
暑そうにしていないかな?寒がっていないかな?
食事の量、目や鼻の状態などを見て、毎日欠かさず豚の体調を確認。
季節に合わせて飼育密度を調節するなど、豚たちが快適に過ごせるよう気を配っています。
豚たちがおいしそうに食べてくれる飼料を
もちろん毎日豚たちが食べる飼料も、おいしい豚肉づくりに欠かせません。
質のよいもの、そして豚たちもおいしく食べてくれるものを目指し、
飼料メーカーと提携し、20年の年月をかけて飼料を研究。
豚の食欲度合いや糞の状態を見ながら、原材料や配合の試行錯誤を繰り返し、
現在のトウモロコシ、麦、米、大豆粕という飼料へとたどり着きました。
穀物を加熱処理することもこだわりのひとつ。
やわらかくなることで、消化がよくなることはもちろん、
豚もおいしそうに、たくさんの量を食べてくれるようになったのです。
データ分析をいかし、豚にとって最適な環境をつくる
豚を健康に育てていくために、何をするべきか?
私たちは、他の農場に先駆けて、1990年代から豚の飼育状況をデータ化。
コンサルティング会社やグループ農場と情報共有を行い、
農場の状態を数値化することで、病気や死産などの原因を探ってきました。
データ分析の結果から空調設備や飼育密度など豚舎を改善。
成長段階ごとに豚舎を別棟にし、発育に合わせた温度管理を行ったり、
通常80%まで豚舎内に豚を詰め込むところを60%にしてゆとりを持たせたりすることで、
飼育状況は格段に向上。
現在もデータの活用を続け、感覚値だけではない、確かな飼育・管理を行っています。
愛+DATAで「おいしい!」に一途に
愛情をもって、日々豚の体調に気を配ること。
データをいかし、よりよい環境をつくること。
どちらが欠けても、健康的でおいしい豚は育ちません。
それが、「おいしい!」と言ってもらえる豚づくりを一途に続けてきたからこそ、わかった答えです。
私たち小林ファームは、データと愛を掛け合わせ、
お客さまの笑顔を生み出す豚肉へと挑戦し続けたいと思います。